三度の飯より焼肉が好きな僕ですが、高いお金を払って高い肉が出てくるのは当たり前といえば当たり前。
「ええ!?この値段でこのお肉を食べさせてくれるのかい!?なんちゅうものを食わせてくれるんや!」
という喜びこそが焼肉の醍醐味では無いかと思っています。言い過ぎました。美味しければなんでもいいです。
そんな中、機会があってあの有名店「生粋」に行くことになりました。
どれくらい有名かというと食べログでこれくらいの良い評価をもらうほど。
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13165294/
予約は1ヶ月待ち、2ヶ月待ち当たり前の大人気店。
アキバにそんな高級店あった?と思ったらほぼ末広町。なかなか行かない場所の方に位置しています。
早速向かうと店構えからして高級感が。なかなか飛込みではいけそうにない感じです。
ただこのビル、高級感はあるのですが地下がライブ会場になっており、地下アイドルやオタクの出入りが激しい感じでした。アイドルのライブを見たらそのまま2階に上がって肉を食べられる親切設計です。さすがアキバ。
入店してメニューを確認すると基本的にはコースがメイン。単品の設定もありますが、価格を見るとコースが得じゃんってなる感じです。このお店はこの値段でこのお肉が食べられる!(コースなら)というコスパの良さで大人気とのこと。
コースの内容はこんな感じです。
このコースからデザートなどのサイドメニューを抜いた「肉盛り合わせ」というものも別にありますが、基本的にその2択。これ以上高い値段のコースは存在しません。というかほとんどのお客さんがこちらを頼むとのこと。行った当日も満席だったのですが、パッと見た感じ全テーブルがコースを頼んでいました。
そんな自信たっぷりのコース、まずはお通しから。
豆腐となにかのジュレでしたが、あまりの淡白な味に忘れてしまいました。ブロガー失格。
そしてキムチと赤身のお刺身。
割と普通の味です。キムチも万人ウケする感じの味でした。
ユッケのブルスケッタ。ユッケが食べられるのは普通に嬉しいですね。
これは別添えのバゲットを炙ってその上に乗せて食べます。
ユッケ+バゲット、かなりの美味しさでした!
そして豚やタンの盛り合わせ。
焼肉屋でコースの中に豚が入ると損した気分になりません?なりませんか。
タンが塩昆布を巻いて食べるという特殊な感じでした。塩胡椒で普通に食べた方が絶対うまいなと思いました。
さらにシルクロースやミスジ、ザブトンなどが次々と出てきます。
赤身をこれでもかというくらい食べさせてくれます。
シルクロースは自慢の逸品なだけあってかなりの美味しさでした。
そしてデザートもこの店の売りとなっているかき氷。なお、一人に一つではなく4人で行った場合は4人で一つというエコへの配慮。男同士でかき氷を山崩しのように食べるのはなかなか風情がありました。二度とやりたく無い。
しろくま味があります!と言われて頼んだら出てきたのがこちら。我々の概念をひっくり返すしろくまっぷり。ミカンとかどこ行った。食べてみるとシンプルに美味しい練乳かき氷でした。なお、山の中腹からやたらと黒豆やミカンが出てくるサプライズ仕様。普通にして欲しいです。
以上がコースの内訳です。
ドリンク別とはいえこれで6300円。
実際、6300円のコースで食べられるレベル以上の肉がどんどん出てきたのは確かです。他店だと1人前2000円以上はつけるだろうなーというものばかりでした。
コーストータルで考えると、通常の大人ならお腹もふくれるレベルの量感です。
ただ、店が非常に混んでいるため、やたらと次の肉を出したがること、スタッフに作業感が強いこと、この味で食べろ!という強制感が強いことなどもあり、まったくくつろげません。
特に最後の肉を食べて、単品で追加するかしないかちょっと迷っていると「コース終わりましたのでかき氷お出ししますね!」という圧がすごい状態。
「追加するかもしれないんでもうすこし待ってください」
「いつごろわかりますか??」
「い、いや…」
という感じで、早くテーブルをあけろというプレッシャーがなかなかでした。
これだったら少々高くても、ゆっくりできる店行きたいなぁ…と思う方もいるのでは。
【総評】
コスパは確かにいいです。6300円でこのレベルの肉が食べられるならとてもにっこりできます。ただ、いろいろイライラするのでもうすこしお金を払ってもいい方は別の店の方がいいかもしれません。結局お酒頼むと一人10000円前後まで行くので。
65点(100点満点)