ガジェットブログと銘打ちながら一度もガジェットのレビューをしていないことに気がついたので、最近買ったスマホの話でもしようと思ったのですが、その前にこの話は避けて通れないよなぁと思ったので書くことにしたびぃですこんにちは。
僕はもともとXperiaシリーズは結構好きな方でした。Xperia PLAYを輸入して買ったことがあるくらい好きです!といえば伝わりますでしょうか?え?Xperia PLAYを知らない?やだなぁこれですよこれ
PSP GOじゃないですよ!2011年発表当時に世の中のソニエリっ子達全員が歓喜したXperia PLAYですよ!手のひらにプレステを!クラッシュ・バンディクー!あまりの人気になんとドコモから国内盤(SO-01D)も発売されたほどですよ!
ごめんなさい取り乱しました。正直、当時からキワモノ端末扱いで、当時のスペックでゲームを動かそうと言う野望はよかったのですが正直全く使い物になりませんでした。なんせRAMが512MBですから…
さておき、スマホ業界をいろんな端末で引っ張ってきたSONYさんのXperiaはXperia Z ULTRA(通称ズルトラ)で1つの頂点を迎えます。
2013年の発売当時では脅威の画面サイズ6.44インチ!この頃は良くタブレットとPHONEを合わせた造語「ファブレット」という言葉が使われておりましたが、まさにファブレットの1つの極みでした。もちろんその画面を格納するためにベゼルもとにかくでかく、縦18センチ横9センチという封筒やんけ!というサイズ感。重さは200g越えと超ヘビー級の端末となっておりました。日本では結局auからしか発売されなかったのも仕方ないことかも知れません。
しかし当時これを使った人はもう他の端末に戻れない、とよく言われておりました。ご多分に漏れず僕もその1人で、ギリギリ片手で持てるサイズ感(ほんとにギリギリ)に圧倒的な大画面、しかも当時としては珍しいフルHDなのでとにかく情報量が多い。タブレットは結局持ち歩かなくなってもこれはVaio Pのようにケツポケットに入れて持ち歩ける!とほぼメイン端末として使用しておりました。
ただ、時が過ぎさすがにスペックが他端末と比べて見劣りするようになり、ゲームなどでもフリーズが目立つようになったので泣く泣くメイン端末の座から外れてもらいました。しかしその圧倒的な画面サイズは忘れようもなく、他の端末を使っても使っても
「やっぱりズルトラがよかったな…」
「あんな端末もう出ないかな…」
という気持ちになってしまうのです。
そんな僕のようなズルトラ難民を大量に生み出してしまった罪な端末、それがXperiia Z ULTRAでした。
その後のXperiaの凋落は皆様のご存じの通りです。
デザインはいいけどスペックがなぁ…だった時代からデザインまで悪くなってしまったランチパック時代に至るまで、もはやXperiaはギークの目に一切止まらない端末となってしまいました。
そんなXperaが復活を期し、全社の能力を結集して今年ローンチしたのが「Xperia 1」
名前からしてブランドを一から再構築するという意識に溢れていてステキですね。
詳しいレビューはこちらなどがわかりやすいと思いますが
特徴的なのはとにかく縦に長い21:9のディスプレイ。この見た目の前では瞳AF搭載だの3眼をXperiaシリーズ初搭載などは些末な話です。実際に発売直前にデモ機を手に取ってしげしげと眺めた僕も「おお、確かに長い」という感想を持ちました。
と同時に
「これはズルトラの後継機ではないのか…?」
という思いもふつふつと湧いてきました。この縦長のディスプレイサイズは6.5インチ。ズルトラの6.44インチとほぼイコールです。
2019年の夏にドコモとauから発売されたXperia 1。しかし時は総務省の改革直前。もうすぐ大幅な値引ができなくなる!というのをわかっていた店舗は1ヶ月も経たないうちにMNP特化でガンガン販売し始めます。
そして8月末、auでの値引が80,000円を超えてMNP一括購入で20,000円を切る頃に僕もついに気持ちを抑えられず購入してしまいました。やったぜ。
数年ぶりに使用するXperiaにまずは環境移行を、とその時のメイン端末GALAXY NOTE8からいろいろとデータを移し、ホーム画面も整えて使用開始!
…した途端にフリーズ。
は?
気を取りなおして再起動。
よし!カメラを試そう!と思いカメラを起動…2秒ほどまってカメラが立ち上がります。遅い。
シャッターを切ります。保存までめちゃ遅い。
カメライマイチだなーと思いながら今度はインターネットを見ていると、スクロールがガクガク引っかかる。えええ…?
環境が重すぎたのかと思い、それから何日かホームをシンプルな物にして見たり、全てデータを消してゼロの状態から使用してみたりしてみたのですが
・頻発するフリーズ
・ネットスクロールのガクガクさ
・とにかくストレスの溜まるカメラ起動の遅さと保存の遅さ
特にカメラ起動はGALAXY NOTE8やiPhone XS MAX等に比べると圧倒的に遅い、といわざるを得ないレベル。
最初の1週間はなんとか使ってみましたが、あまりのストレスに9日目にして使用を断念。NOTE8にメイン端末を戻し、初期化し、綺麗にして10日目に売りに行きました…
おかげで端末や外観の写真は1枚もありません。
【総評】
スマホの歴史のを語る上では外せないXperiaシリーズ。復活をかけた機種で、前評判も非常によかったのですが、普段使う部分のストレスがハンパなければどれだけ画面が有機ELで4kで綺麗だとしても使う気になれません。
20点(100点満点)
マイナスポイントを記載したのですが、特にキツかったのはやっぱりフリーズ癖ですかね…au版だからか?と思いいろいろ試してみたのですが。というかGALAXYの作り込み具合が快適すぎるのかもしれません。
この冬もXperia 5や8を出してミドル端末市場でも復活の足掛かりを作ろうとしているSONYさん。ミドル端末ならさすがに少しはマシになってるのでしょうか?試したい気持ちもありますが、しばらくは影ながら応援する事にします。
なお、使用10日程度、SIMロック解除済の状態でイオシスに売りに行ったら60,000円で売れたのでこれを軍資金にNOTE10を買いました!その話はまた別の機会に。